ブログは12年ほどはBaserCMSをさくらレンタルサーバにインストールして使ってきた(Careless Forced Vector)けれど、BaserCMSが5系に移行して、4系からの移行はサポートされず、全部消してやり直すしかないみたい。httpsにようやく対応した「新さくらのブログ」もあるけれど、ちょっと使ってみたら機能が全然プアで使う気にならない。

最近自分の日記アプリは生成AI(Gemini)に相談しながらリファクタリングして、かなり使いやすいものができたので、どうせならCMSも自作にして自分でメンテナンスするようにしたら良いのでは、と思い始めてこのプロジェクトをスタートした。

いくつかgeminiと協力してコードを作ってきて、自分なりの進め方というものもちょっとずつわかってきた。これが最適かどうかはわからないけれど、あくまでも自分なりに、ということで。

  • 最初にざっくりとした要件を定義して、開発プランの作成を依頼する
  • git管理を開始(これもAIに依頼すればOK)
  • 開発プランに従ってコーディングを開始
  • 表示、あるいは使ってみて、バグや気になるところはデバッグを依頼
  • 機能を追加、改良したいところは開発プランに追記するように依頼する
  • 完成した部分までを開発プランに反映するよう依頼
  • gitをコミット
  • 開発プランに戻ってコーディング(以下繰り返し)

簡単なコードならいきなりコードを書かせてデバッグでも大丈夫だけど、高性能なモデル(2025年10月現在だとgemini-2.5-pro)の無料枠を使い切って、翌日以降に開発を続ける場合などは、いちいちgeminiを起動するたびにどういう方針で開発していたかを教えてあげないといけなくなるので、開発プランはあった方が良いと思う。

あとは、geminiの機嫌(?)が良いと、一気に変更しまくって、前に実装した機能を消してくれたり、バグが復活したりとなかなかヒヤヒヤするので、gitでこまめにコミットしておくと良い。逆に高性能モデルを使い切ってしまった場合は低性能モデルに切り替わるけれど、この場合も軽微なデザイン変更とか、コードに影響のない開発プランのメンテナンスとかをやらせるには充分。

そんな感じで何日かかけて機能追加とデバッグをして、一応のリリースまでできたのがCFV Hideout。今のところ静的ジェネレータ方式なので、コメント機能などはないけれど、その分セキュリティ的に強固だし、システム依存性も低い。記事の書きやすさはまだ改善の余地ありだけど、こういうのは走りながら良くしていけばいいかな。

というわけで、Careless Forced Vectorの更新は休止して、自作CMSの方でしばらく運用してみることにする。マズければ切り戻すし、順調ならこちらはこのまま静的ページとして残す感じにしようと思う。

cfvhideout_w560