「電報予告殺人事件」(岡本好貴)を読了。Kindle版。

面白かった。なんとなくそうかなー、と思ったら、やはり参考文献にヴィクトリア朝時代のインターネットが挙げられていた。

ティースプーンでソーサーを叩いてモールス信号で店員と会話する場面があったけれど、これは実際にやってみると難しい。長点と文字間のスペースの区別ができないので。当時のサウンダーは今のリグのサイドトーンとは違うということなのかもしれない。

ローラはトイレから戻ると再び仕事に集中した。机の上の頼信紙が一枚、また一枚と減っていき、ついに最後の電文を送り終えた。エマ側の送信メッセージもないため、今日のローラの仕事は終わりだ。ローラはⅤA(これにて通信終わりの意)の信号をエマに送ってその日の交信を終えた。
岡本 好貴. 電報予告殺人事件 (p. 41). (Function). Kindle Edition.

読みやすかったんだけど、現代日本人がヴィクトリア朝時代のイギリスの物語を書くということで、読みやすすぎて逆に違和感はあったかも。コナンドイルやアガサクリスティも同時代の作品があると思うけど、電信をメインテーマに据えたものは意外とないのかな。

電報予告殺人事件 Kindle版