
Webアプリ日替わり通信術練習は、一総通、および二総通の電気通信術のさらに モールス受信に特化したアプリケーションとしている。
三総通もモールス受信があって、ちょっと速度が遅くて短い(3分)他は、ほぼ一緒なので、もし三総通を受ける予定の方にも充分に使っていただけると考えていた。そもそ も三総通は受験者・合格者ともに一総通よりもさらに少なく、三総通特化のモードをわざわざ準備する必要もないと思っていた。
そんなとき、珍しく「受験前」のユーザから三総通モードがほしいと要望をいただいた。たいてい意見を頂くのは受験後に、実際に試験を受けて気になった点などを指摘くだ さる場合がほとんどだったので新鮮だった。
改めて三総通と一・二総通のモールス受信の差分を確認。欧文・欧文暗文の額表の受付時刻の形式だけが違うらしい。はっきりしないのは、今まで三総通受験者のユーザから 報告を頂いたことがないので。

それにしても中途半端な違いだと思う。速さや長さの違いはあるとはいえ、三総通のこの形式に慣れるくらいなら、最初から一・二総通を狙った方が楽なのでは。おそらく三 総通に合格できる実力まで練習できるなら、一・二総通まではそう遠くない気がするし。難易度で言えば、
初級者 <<<非常に高い壁<<<< 三総通 < 二総通 ≒ 一総通
という感じだと思う。
それはともかく、最近新しい機能の実装もしていないし、頭の体操として三総通オプションの実装検討を開始。形式の確認のためかんなさんが受験した時の送信練習帳を引っ 張り出した。

すっかりアシスタント猫AI(Gemini CLI)にコードを書いてもらうのに慣れてしまって、以前自分が書いた汚いコードに向き合うのが辛い。こちらもそのうちA Iに補助してもらって全面的にリファクタリングしたいところだけど、ユーザ(受験者)にとってはモダンなデザインとかコードはどうでも良い話だと思うので、毎日気が散 らず同じように練習できるシンプルな状態がベストかも、とも思う。
で、欧文・欧文暗文の受付時刻を、4桁の数字(1546とか)から、「3 46S」のように形式変換するわけだけど、これだけなら電文生成のバックエンドには手をつけ ずに、フロントエンドのjavascriptに正規表現置換の処理を入れて、UIにオプションを追加するだけでいけそう。
例によってアシスタント猫AIに電文を見せて、置換の関数を書いてもらった。UIの改造は自力でなんとか。以前反響音オプションのチェックボックスを追加したので、基本的には同じ方法で良い。
という感じで、最小限の改造で三総通対応オプションをリリース。電文の長さは変えられないけれど、三総通であっても余裕を持って合格するためには、長めの電文を取れる ようになっておいた方が良いと思う。